AED事業を買収してできた旭化成ゾールメディカル
2012年、旭化成株式会社はアメリカの救命救急医療機器大手であるゾール・メディカル社を買収しました。それによってゾール・メディカル社が販売してきたAED-Plusを旭化成ゾールメディカルが販売する形となりました。旭化成ゾールメディカルはAED以外にも心肺蘇生に関わる機器などを扱っている会社です。
AED Plusの製品情報
引用元:旭化成公式HP
(http://www.ak-zoll.com/general/05.html)
重さ | 3.1kg | サイズ(mm) | 幅241×高さ133×奥行292 |
保証/耐用年数 | 5年/7年 | 防塵・耐水性能 | IP55 |
使用環境条件 | 0℃~50℃ | 液晶モニタ | 絵と文字で心肺蘇生の手順を伝えるモニタ有り。 |
小児対応 | 別売の小児用電極パッドが必要。 | ||
消耗品の期限の監視 | AEDによる消耗品の期限の監視は無し。 | ||
遠隔監視 | 対応なし | ||
操作方法(電源の入れ方) | 電源ボタンを押すと電源が入り、音声ガイダンスが流れる。ガイダンスに従って使用。 | ||
セルフテスト | 1日1回、電極パッドの接続、バッテリー残量、本体の回路をチェック | ||
総評 |
電極パッドが2枚に別れるタイプではなく、1枚にくっついていて真ん中にある加速度センサーで圧迫の胸骨圧迫の深さを感知して胸骨圧迫の速さや深さについてアドバイスをくれる点が、他のAEDと大きく違う点としてあげられます。その他AEDの蓋になっている部分が胸骨圧迫時に役立ったり、液晶画面で絵と文字で心肺蘇生法の説明が入るなど、心肺蘇生の成功をサポートする機能に特化しています。 一点、他のAEDとパッドが違うため、慣れない人は使う時に戸惑う可能性がある、というところが気になりますが、心肺蘇生に特化した特徴的なAEDだといえます。 |
AED Plusの価格について
本体価格 | 300,000円(参考価格) | ||
消耗品価格 |
バッテリ(電池式) : 7,200円(待機寿命:3年) 電極パッド : 26,000円(使用期限:製造から66ヶ月) 小児用パッド : 16,000円(使用期限:製造から27ヶ月) ※電極パッドは製造されてから出荷され、手元に届くまでに数ヶ月かかる事が通常です。使用可能期間は、手元に届いてから約5年間が目安です。 |
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保証期間使用時の消耗品合計金額 |
5年間(保証期間)で計算 ・バッテリ(電池式) : 7,200円 × 0回 = 0円 (購入時に2セットついてくるので購入不要) ・使い捨てパッド : 26,000円 × 0回 = 0円 (5年間使用可能) 消耗品費用合計 : 0円 |
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耐用年数使用時の消耗品合計金額 |
7年間(耐用年数)で計算 ・バッテリーパック : 7,200円 × 1回 = 7,200円 ・使い捨てパッド : 26,000円 × 1回 = 26,000円 消耗品費用合計 : 33,200円(バッテリ1回の交換とパッド1回の交換) |
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総評 | 本体の価格は一般的。パッドは特殊なパッドであるため高価だが、5年間利用可能な事を考えると他社と同水準。比較的古いAEDのため新しいAEDによくある便利な機能は少ないが、心肺蘇生に特化した機能が実装されている。心肺蘇生を重視する場合は、機能と価格のバランスが良いAEDだと思います。 |