製品ラインナップが強みのCANON(キヤノン)

一眼レフカメラ等の映像機器、プリンタ等の事務機器等の製造を行っていて、知名度の高いキャノンですが、AEDの販売も行っています。

知名度が高くて信用力があり、ネットワークも広く販売力が高いためか、AEDメーカー4社の製品を扱っています。日本光電1社の商品しか扱っていないリコーとは、取扱の方針が違うように感じます。

もう一点特徴的な点として、AEDの講習にも力を入れているという点が挙げられます。有料ではありますが、NPO法人大阪ライフサポート協会の認定インストラクターのAED講習を受けられる点が一つのメリットといえます。

また、キヤノンが提供しているAED見守りパックの契約をすれば、10ヶ月に一度、キャノンのスタッフが訪問し、AEDについての安全管理情報の提供と消耗品の交換を行ってくれます。日本光電のサポート網を利用してサービスを提供するリコーに対して、キヤノンは自社スタッフで対応しています。このあたりも会社の方針の違いを感じる興味深い点だと思います。

 

AEDを使ったCPR(心肺蘇生法)講習サービス

キヤノンマーケティングジャパンは、NPO法人大阪ライフサポート協会認定のインストラクター資格保有者によるAED講習のサービスを提供しています。有料ではありますが、CPR(心肺蘇生法)の専門家による講習の手配を受けられるのはメリットといえます。

引用元:キヤノン公式HP(http://cweb.canon.jp/medical/aed/training/index.html)

取扱製品

2017年5月現在、4メーカーの6商品を取り扱っています。

製品名:AED-2150/メーカー:日本光電
引用元:https://www.ricoh.co.jp/aed/

【特徴】

・液晶ディスプレイ付き

※AEDの使い方を、液晶ディスプレイの絵と文字で説明します。耳が聞こえない人でも使えたり、騒音がうるさい場所でも使えるメリット有り。

・成人/小児対応

※切り替えスイッチを切り替えれば成人・小児に仕様できるため小児用パッドを別途用意する必要が無い。

・消耗品の期限管理用の液晶モニター有り。

 

製品名:AED-3100/メーカー:日本光電


引用元:https://www.ricoh.co.jp/aed/

【特徴】

・成人/小児対応

※スイッチを切り替えれば成人・小児の双方に使用できるため小児用パッドを別途用意する必要が無い。

・リモート監視システム搭載

※日常点検結果やAEDの異常、消耗品の期限などをAEDに付属する端末が送信。PC等で結果を確認可能なため一元管理したい場合にも便利。

・本体耐用年数8年

※本体の耐用年数は7年が一般的だが、この機種は8年。長く利用できるのでコストメリットがでる。

 

製品名:レスキューハート HDF-3500/メーカー:オムロンヘルスケア株式会社


引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/omron/hdf3500/index.html

【特徴】

・安心パック搭載

※保証期間の5年間、消耗品は何度でも交換可能。そのため5年間の消耗品代が無料。

・防塵・防水性能がIP56

・軽量でコンパクト

※本体重量が3kg程のAEDもある中、この機種は1.1kg。非常に軽くコンパクトで持ち運びに便利。

 

製品名:ZOLL AED Plus/メーカー:旭化成ゾールメディカル株式会社


引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/zoll/plus/index.html

【特徴】

・胸骨圧迫の深さ、速さを監視できる加速度センサー付き。

※電極パッドの間に、胸骨圧迫の深さや速さを監視できる加速度センサーが搭載されている。これによって胸骨圧迫の状況を監視し、正しい速度、深さで行われるように音声ガイダンスでサポートする。

・液晶画面搭載

※絵と文字で心肺蘇生の手順を伝えるモニタを搭載。

 

製品名:ハートスタート FRx+/メーカー:株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン


引用元:引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/philips/frx/index.html

【特徴】

・普及モデル

※日本で数多く普及したモデル。沢山の人の目に触れているため、AEDと認識されやすかったり、この機種で講習などを受けている人の場合はイザという時に使いやすいというメリットがある。

※筆者個人の経験として、消防署の講習ではこの機種を使うことが多かった。

・小型・軽量かつ頑丈

現在はこの機種よりも小型で頑丈な機種もでてきているが、販売当時は小型で頑丈な点が強みだった。

 

製品名:ハートスタート HS1+/メーカー:株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン


引用元:引用元:http://cweb.canon.jp/medical/aed/lineup/philips/hs1/index.html

【特徴】

・普及モデル

※こちらも日本で数多く普及したモデル。沢山の人の目に触れているためAEDと認識されやすかったり、この機種で講習などを受けている人の場合はイザという時に使いやすいというメリットがある。

・軽量でコンパクト

※パッド、バッテリパックを含んで1.5kgと軽量

会社概要

会社名キヤノン株式会社
本社所在地東京都大田区下丸子三丁目30番2号
市場情報東証一部
設立1937年
資本金1747億62百万円(2014年12月現在)
売上高連結:3兆8000億2710万円(2015年12月期)
従業員規模連結:18万9571人(2015年12月)
事業内容カメラ、ビデオ等の映像機器、プリンタ、複写機等の事務機器、
デジタルマルチメディア機器や半導体露光装置などの製造