日本でシェア拡大中の世界的AEDメーカー

CUは日本でのAED販売でいうと比較的新しいメーカーなので、日本光電やフィリップスと比較してまだ知名度は低いかと思いますが、コストパフォーマンスの良い製品を武器に日本でのシェアを拡大しているメーカーです。韓国のメーカーですが、世界でも70カ国に製品を輸出しているなど、幅広くAEDの販売をしています。

 

CU-SP1の製品情報

CU-SP1(AED) 

 引用元:CUメディカル公式HP
(http://www.japan-cu.com/
m21_view.php?page=1&div=1&idx=24)

重さ 2.4kg(バッテリー含む) サイズ(mm) 幅260×高さ69.5×奥行256
保証/耐用年数 5年/7年 防塵・耐水性能 IP55
使用環境条件 -5℃~50℃ 液晶モニタ なし(消耗品の期限管理用の液晶モニタ有り)
小児対応 成人・小児共通パッド(両用電極パッド)を採用。成人・小児のモード切り替えスイッチを切り替えて使用。※スイッチには間違って変更しないようにセーフガードがついています。
消耗品の期限の監視 電極パッド、バッテリーともに残量をAEDが監視し、期限を液晶画面で図式的に表示。
遠隔監視 対応なし
操作方法(電源の入れ方) 電源ボタンを長めに押すと電源が入り、音声ガイダンスが流れる。ガイダンスに従って使用。
セルフテスト 1日1回、本体・バッテリ・電極パッドをチェック
総評 CU-SP1は、遠隔監視のシステムはついていないものの、IP55と防水防塵はしっかりしており、消耗品の期限の監視機能が実装されていて、さらに成人小児を切り替えスイッチで切り替えられる仕様になっているなど、AEDに求められる多くの仕様が実装されています。 バッテリーの寿命が他社は通常4年のところこの機種は5年だったり、周りの騒音にあわせてボリュームを大きくするオートボリューム機能がついていたり、ユニークな特徴もあるAEDです。 機能のわりに価格も抑えられているので、費用対効果のいいAEDだと思います。

CU-SP1の価格について

本体価格 340,000円
消耗品価格 バッテリパック : 36,000円(待機寿命:5年) 電極パッド : 9,000円(使用期限:製造から30ヶ月) 小児用パッド : 不要(成人・小児の両用電極パッドのため) ※電極パッドは製造されてから出荷され、手元に届くまでに数ヶ月かかる事が通常です。使用可能期間は、手元に届いてから約2年間が一般的です。
保証期間使用時の消耗品合計金額 5年間(保証期間)で計算 ・バッテリーパック : 36,000円 × 0回 = 0円 ・使い捨てパッド : 9,000円 × 2回 = 18,000円 消耗品費用合計 : 18,000円(パッド2回の交換)
耐用年数使用時の消耗品合計金額 7年間(耐用年数)で計算 ・バッテリーパック : 36,000円 × 1回 = 36,000円 ・使い捨てパッド : 9,000円 × 3回 = 27,000円 消耗品費用合計 : 73,000円(バッテリ1回の交換とパッド3回の交換)
総評 後発で知名度が十分でない事もあり、本体、消耗品ともに安めの価格設定の印象。バッテリーは36,000円と標準的な価格だが、他社は4年間が標準のところ1年長い5年間仕様できることを考えると割安。機能と価格のバランスの良いAEDだと思います。